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2008年12月22日 (月)

■最初からリチャーズにしておけば良かったのに

デビット・リチャーズのホンダ引き継ぎ間近か? というニュースが流れている。
リチャーズはホンダ撤退当初から名前が挙がっていた買い手のひとりだけに、買収をねらっているというのはやっぱり本当なんだろう。

でも結果論ではあるけど、結局リチャーズの手に渡るのなら、ずっとリチャーズが続けていれば良かったのに、と思ってしまう。ホンダがBARからチームを買い取るまでは、リチャーズがチームを率いていたのだ。その後の代表はあのニック・フライ。正直、フライだったらリチャーズの方がよほど良い成績を残せたのではないかと思ってしまう。

もっとも、リチャーズ側からしたら、ホンダの傘の下でレースをするよりも自分のチームとして指揮をふるった方が良いのは明らか。シメシメ、というところだろうか。

誰が引き継ぐにしても、ぜひ、ホンダチームが2009年に向けてどんな遺産を残していたのか、見せてほしいと思う。

2008年12月21日 (日)

■つくづくホンダは勝ち運がない。

ホンダの撤退は実に惜しい。せっかく2008シーズンを捨てて、開発力の全てを2009シーズンに注ぎ込んだというのに。ロス・ブラウンは「我々は勝てるマシンを手にしていたと信じている」と言ったそうだけど、それも決してウソではないだろう。それなりに勝算はあったはずだ。

そんなこれからという時期に、F1活動を続けられなくなるとは。

でも、この「来年は勝てる!」という時期の撤退は、ホンダにとって初めてではない。第一期参戦時の撤退の時もそうだ。ドライバーのジョン・サーティースも、監督の中村良夫も、スタッフも、みんな来年こそは勝てると信じていた。そんな中でも撤退。

撤退の一因には、経済的な問題や、環境問題に対応するエンジンの開発などがあったと思った。考えてみると、今回の撤退と同じような感じだ。

これからという時に、同じような理由でやむを得ず撤退。つくづく勝ち運のないチームだと思ってしまう。
エンジン供給だけにしておいた方が良かったのかもしれない。

2008年12月15日 (月)

■ブリアトーレというと。

何度も何度も辞めるだの辞めないだのと言っていながら、なかなか辞めないブリアトーレ。元々はベネトンの出向社員みたいなカタチでF1に関わったにもかかわらず、こんなに長くF1界に居座るとは……。まさか本人も思ってもいなかったろう。

それにしても、ブリアトーレはすごい。F1とは無関係の世界からやってきて、二人のチャンピオンを見いだすなんて大したものだ。シューマッハーをジョーダンからかっさらってきた手際の良さは図抜けていた。手段を選ばないという感じだった。

でも、その後あっさりとシューマッハーを手放してしまったあたり、あのときはチャンピオンドライバーの価値を認識し切れていなかったのかもしれない。それが証拠に、アロンソに対するあの執着心はどうだ。特に今シーズンなど、いかに機嫌をとり、残留させるかありとあらゆる手を尽くしているという感じだった。

そのブリアトーレが、今回2010年に辞めると発言したとか。でも、今度ばかりは本当かもしれない。もちろん理由はアロンソのフェラーリ入り。いくら豪腕ブリアトーレでも、三人目のチャンピオンを見いだすのは至難の業とわかっているのだろう。シューマッハーをフェラーリに奪われてからアロンソを見いだすまで、どれほどの時間を耐え抜いてきたことか…。またチャンピオンをフェラーリに奪われて苦しい思いをするのはまっぴらと思っても無理もない。それに彼も年齢が年齢だ。三人目を見つける時間はまず残ってない。

おまけに今回、自分はイタリア人なんだからフェラーリを応援する気持がある、なんて言っている。

気になる点があるとしたら、むしろブリアトーレじゃなくて、ブリアトーレとアロンソを一気に失う(かもしれない)ルノーチーム。チームごと撤退というシナリオは、もしかしたらあるかもしれない。

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2008年12月12日 (金)

■それでもF1は続いていく。

F1界の重鎮バーニー・エクレストン氏がホンダの撤退を評して

「悪い経費支出の見本」

とは、至極名言。激しく同意してしまう。

ホンダ・ショックもやっと薄れてきたけど、やっぱりホンダのいないF1というのはつまらない。冬のテストのニュースを読んでも今ひとつ盛り上がらない。特に中国に住んでいると、日本を身近に感じられる機会はそう多くはない。そんな中で、ホンダF1のニュースは数少ない日本を意識させてくれるものだっただけに、いや本当にガッカリ。来年は活躍してくれそうだっただけに、もっとガッカリだ。

もっとも、アイルトン・セナが死んだ時だって結局はF1は続いてきた。ホンダが撤退したってF1は何事もなく続いていくだろう。
ホンダは第二期参戦時には、テレメトリーシステムやレースディスタンスのテストの導入など、現代F1の模範を作った。
第三期は、悪しき模範を打ち立てた。

いやまあ、見事なまでのダメダメぶりだったなぁ、とつくづく残念。

2008年12月 5日 (金)

■ホンダには覚悟が欠けていた。

ロス・ブラウンを獲得し、他チームに先駆けて来期用KERSシステムを開発し、08年の開発を捨てて全チーム力を09年に向けて注ぎ込んでおきながら、なんというていたらく!!

もちろん、ホンダF1撤退のことだ。

金融危機と経営悪化が原因というけど、条件は他チームも同じ。結局のところ、原因は他のところにあると思う。表面的には、その原因は慢心だ。F1が金食い虫なのはわかっているはずなのに、スポンサーを探さずにアースドリームなんていう愚かなことを行ってきた。そのツケが回ってきたのだ。これは、ホンダファンのみならず、F1ファンなら誰もが心配していた点だと思う。本当にスポンサーを持たずにチーム運営などしていけるのか? 答えはやっぱりノーだった。

でも真の問題は、スポンサーのあるなしではない。

長期参戦の意識が、本当にこのチームにあったのだろうか。という点だ。

チーム運営に必要な莫大な資金をどこから安定的にもってくるか、これは大きな問題だ。第二期ホンダはエンジンしか作っていなかったにもかかわらず、経営上の問題から撤退せざるを得なくなった(彼らは一度経済的な理由から失敗しているのだ!)。しかも今回はチームとしての参戦なのだから、当然のことながら第二期以上に資金が必要なのはわかっていたはずだ。わかっていたはずなのに、何ら手を打たなかった。

この状況を放置できたのは、やはり、はじめから長期的なF1参戦の意識が欠如していたからかもしれない。以前、確かモズレーだったと思うけど、「都合が悪くなったらさっさと撤退してしまう自動車メーカーにF1の未来はゆだねられない」との発言があった。残念ながら、まさにその通りであることをホンダは実証してしまった。第二期は初犯だったけど、今回は再犯。責任は実に重い。

これによって、ホンダはF1サーカスの一員としての資格を失ったといっていいと思う。結局、ホンダはF1のメンバーではなかった。自らお客さんであることを選んだのだ。

こうして考えると、あのホンダでさえF1というものに対してその程度の認識しかなかったのか、と実にショックを覚える。資金難に陥りながらも参戦を続け、再び黄金時代を築き上げたフェラーリとの覚悟の違いを感じさせられる。

そう、ホンダには覚悟が欠けていた。
第三期参戦で目立った成績をあげられなかったのも、やっぱり覚悟のなさが理由だったのだろう。

2008年1月15日 (火)

★なるほど、第二チーム確保は有利だ

本格的に冬のテストが始まった。ホンダの結果が気になったけど、残念ながら参加していないようだ。レギュレーションでテストをはじめ、いろんな制限が加わって、もうどうなっているのかよくわからないけど、確か走行距離に制限があったような気が……。

だとしたら、ホンダがスーパーアグリへの支持を継続したのは大正解だった(もっとも今回は走れなかったみたいだけど)。ホンダとしてはニューマシンで十分にテストしたいはずだから、ニューマシン発表前の今の時期に無駄に走りたくないはずだ。でも、エンジンなどのテストはしたいはず。自分は参加しないでスーパーアグリを走らせることで、確かに有利に展開できるだろう。

加入したばかりだから、今年はロス・ブラウン効果はあまり期待できないという意見もあるようだけど、本当にロス・ブラウンが有能なら、戦い方のあちこちに、目に見えて効果は現れるはず。今年のF1はどうなるんだろうか。

なんだかやっとF1がスタートしたという気持だ。


人生、ドロップアウトだ!

2007年12月31日 (月)

■テスト制限でドライバー構成は変わるか?

■テスト制限でドライバー構成は変わるか?

ひと昔前は各チームのドライバー構成といえば、開発能力のあるベテランと若手のコンビと相場が決まっていた。でも、いつからか開発能力云々という声は聞かれなくなって、速い若手のドライバーふたりという構成も普通になってしまった。どうして開発能力は要求されなくなったのだろうと思ったけど、よく考えたらいくらでもテストができたからだった。昔はトップチームのウィリアムズでさえレースディスタンスを走り切るテストの必要性に気がついていなかったくらいなのだから。でも、だんだんとテストの制限が行われて、ついには風洞実験なども制限されるようになってしまった。

こうなると、ドライバーの開発能力に再びスポットライトが当たってくるかもしれない。

ロス・ブラウンは、シューマッハーはフェラーリでの開発の仕事に満足している、と語った。7度のチャンピオンが開発に当たるのだから、この点でフェラーリはかなり強力だ。シューマッハー以上のテストドライバーなんてそうはいないだろう。テスト制限が厳しくなればなるほど、ベテランの存在価値が上がってくるかもしれない。

人生、ドロップアウトだ!

2007年12月29日 (土)

■勝利を譲ったドライバーにタイトルはあるか?


ワールドチャンピオンになるには、他人を踏み台にするほどのエゴがないといけない。アイルトン・セナが初タイトルを獲得したマンセルに語った言葉がそれを証明している。やっぱり、嫌な奴でないとタイトルは獲れないのだろう。

そう考えると、勝利を譲ったドライバーの未来ってどんなものだろうと考えてしまう。例えばバリチェロ。結局、譲らざるをえないドライバーだった。例えばフィジケラ。今ではチャンピオン予備軍と呼ばれたことを覚えている人もいないだろう。例えばアーバイン。惜しいところまでいったけど結局チャンスをつかめなかった。詳しくは忘れてしまったけど、そういえばベルガーもセナに譲ったような気がする。

タイトル決定後ならともかく、タイトルが決まる前に、明らかに譲らされたということがわかってしまったドライバーというのは、どうもタイトルを獲れないような気がする。

それに引き替え、91年のセナは意地汚かった。タイトル決定後のレース。これまでのサポートを感謝して最後はベルガーに勝利を譲ったのだけど、誰が見ても「本当はオレが勝利に相応しいんだけど、しかたねえから譲ってやるよ! オラ!」という嫌々な雰囲気があからさまだった。

やっぱり、チャンピオンになるには意地汚いくらい勝利を渇望していないと無理なんじゃないだろうか。

その点、シューマッハーに勝利を譲り、ライコネンに勝利を譲りしたマッサに、タイトル獲得の可能性なんてあるんだろうか。

ハミルトンなんて、初めのうちはアロンソのサポートに回っていたのか知らないけど、途中からはチャンピオン相手に喧嘩を売っていたくらいなのに。

本館にも遊びに来てね!


2007年12月28日 (金)

■琢磨のスピードが落ちてきているような気がする。


冬のテストのタイムなんて参考にもならないとは言うけど、今年の冬のテストは、琢磨のスピードが落ちてきているような気がした。

不思議なもので、ドライバーって遅いマシンに乗っていると、だんだん自分のスピードも失ってきてしまうみたいだ。ビルニューブがいい例。チャンピオンを獲るまでは確かに速かったのに、BARに乗ってからはどんどん遅くなっていった。本人の努力不足もあるだろうけど(音楽やらパソコンやらにうつつを抜かしていたみたいだ)、遅くなったのは事実。ハイドフェルドに負けてはいけないだろう。

やっぱり、遅いマシンに乗るとやる気なんて出ないんだろう。ましてやこの先速くなる見込みもないとしたら…。

それに、いつの間にか佐藤も30歳。一般的に見て、勝てるドライバーならもうとっくに勝っている年齢だ(30歳を超えて初勝利のブーツェンの例もあるけれど)。

日本人初勝利は、来年もやっぱり無理だろうな。

中国・成都情報満載! 本館にも来てね!

2007年12月27日 (木)

F1レーサーは、やっぱり母国の英雄。

その昔、『ロンドン 中嶋悟』でファンレターが届くと聞いて、「やっぱりF1ドライバーというのはすごいものだ」と思ったことがある。日本でも「東京 長嶋茂雄」ならファンレターが届くかもしれないけど、「東京 上原浩治」で届くだろうか? いや、考えてみたら、中嶋はロンドン子には外国人。となると、「東京 イ・スンヨプ」あたりか? これでファンレターって届くんだろうか。ちょっと前なら「東京ローズ」なんてタイムスリップしそうな宛名もあったのだろうか。

それはさておき、元F1ドライバーのエイドリアン・カンボス氏が、来期アロンソのチームメイトとなるピケJr.に関してコメントを述べたらしい。

でも、カンボス氏って誰?

ミナルディから17戦出走して、最高位14位。これって、あまりにもダメダメな成績ではないだろうか。にもかかわらず、自国のラジオ局からインタビューを受けてしまう。しかもただのインタビューじゃない。現役チャンピオンがらみのインタビューで、コメントを求められるのだ。

求める方もどうかと思うけど、でも、それだけF1ドライバーってステイタスがあるってことなんだろうなぁ。

それを思うと、日本人にとって中嶋が英雄であり続けるのももっともな話だ。
74戦出走、最高位4位(2回)、しかもファステストラップまで記録している。

問題は、中嶋に語られる現役F1ドライバーがいないということか。残念。

人生、ドロップアウトだ!

«■トヨタは日本人を大切にする。一方ホンダは……。